新春ご挨拶

<住職新年のご挨拶>

新年あけまして、おめでとうございます。

「令和」になって最初のお正月をお迎えいたしました。

門信徒の皆様方をはじめ有縁の方々には旧年中、大変お世話になりました。本年も何卒よろしくお願い申しあげます。

さて昨年は、ラグビー日本代表がワールドカップにおいて、史上初のベスト8を果たしました。日本全体が大いに盛り上がり、その余韻が残る中、本年の夏はいよいよ日本で二回目となる「東京オリンピック(およびパラリンピック)」が開催されます。

「日本はメダルがいくつ取れるのか?」とテレビでも盛んに取り上げられることでしょう。私は個人的に2大会ぶりに復活する種目の「野球」に最も注目しています。東京オリンピックにおいて、日本人の国民的スポーツである「野球」でぜひ金メダルを取ってほしいと今から期待をしています。

スポーツは勝敗があるからこそ観戦していて手に汗握りますし、メダルの色や数にこだわってしまいますね。しかし、近代オリンピックの創始者であるクーベルタン男爵は、次のような言葉を述べられています。

「オリンピックで重要なことは、勝つことではなく、参加することである。人生で大切なことは、成功することではなく、努力することである。」

そして、続けて「大切なのは、勝利者になったということではなく健気に戦ったということである」と述べられています。この考え方は仏教の「精進(しょうじん)」に似ているように思います。

精進とは、修行僧が仏教の修行に励むことですが、結果にとらわれず、努力し続けることが肝要なのです。良い結果が出なかったからといって腐らないこと、また良い結果が出ても驕らないこと。どんな結果であっても、立ち止まらず次の目標に向かって走りつづけることが大切なのだと説くのでます。

オリンピックだけでなく、結果ばかりが重視される現代社会にこそ、このクーベルタン男爵の言葉は響くように思います。世界最大のスポーツイベントが盛大に、無事故で行われ、日本が今よりも明るく活気づくことと願っています。

末筆ながら本年も明善寺は、恒例法要の厳修をはじめ、明善寺勉強会や親鸞聖人ご旧跡旅行を企画しますので、ぜひともご参拝いただきますようお願い申しあげます。

                                              明善寺住職 釋順爾

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